ワキガの成分とその臭いの特徴

ワキガの原因としくみ

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どうして体から臭いニオイのためだけのものが分泌されるのか不思議に思ったことはありませんか。

 

ワキガは元々は人の性フェロモンだったと考えられます。
人に発情期というものがなくなったように、性フェロモンの存在意義が非常に低くなっている事は確かです。

 

人の元々の性フェロモン(アポクリン汗腺)の仕組みについて説明いたします。

 

においの原因はアポクリン汗腺

人は体温調節のために汗をかきますが、それはエクリン汗腺からでる汗によります。
ほとんどが水分のみで、体温を下げる効果が高い汗です。

 

人以外の動物は大汗腺という体臭を出す汗腺が全身に分布しています。
人は体毛とともに大汗腺は退化して、体の特定の部分にのみアポクリン汗腺として残っています。

 

アポクリン汗腺は体臭を出すための汗腺です。臭いを発する成分が含まれている事が今までの研究の結果分かっています。

 

アポクリン汗腺の成分とニオイ

最新の研究で明らかになっているワキガの臭いの原因物質です。

 

脂肪酸

皮脂も皮脂腺から分泌されていますが、それは脂質です。
アポクリン汗には脂肪酸が含まれています。

3M2H

3-メチル-2-ヘキセン酸で、略称3M2Hという物質です。
雑巾の腐敗臭のような臭いがすると言われています。

3H3MH

3-ヒドロキシ3-メチル-ヘキセン酸で、略称3H3MHです。
スパイスのクミンのような臭いの物質です。

揮発性硫黄化合物

スルファニルアルカノールという物質で、硫黄臭の原因物質です。

揮発性ステロイド類

男性の方が多く分泌されるのですが、性ホルモンのアンドロステロン、テストステロンが汗に混じります。

 

これらも雑菌によって分解され、アンドロステノン、アンドロステノールという臭いを発する物質になります。

 

タンパク質、脂質

アポクリン汗にはタンパク質や脂質も含まれています。
汗に含まれる鉄分を触媒としてこれらが酸化することによって臭いを発するようになります。

 

アポクリン汗腺は性ホルモンで活性化する

エクリン汗腺は自律神経からの刺激によるアセチルコリンという神経伝達物質で活性化して汗をだします。

 

アポクリン汗腺は性ホルモンであるアンドロゲンやテストステロンの刺激によって汗を出します。
性的な興奮や、女性の場合ホルモンのバランスが月単位で変化しますし、妊娠・出産によっても劇的に変化します。
女性は性ホルモンの量が大きく変化しますのでアポクリン汗の量も大きな影響を受けます。

 

それと危機的な状況に直面した時にもアポクリン汗は分泌されます。
嫌な汗をかくとか脂汗が出ると表現される現象です。
性フェロモンを分泌する他の動物でも同じように危機的な状態になった時に分泌量が増える事が分かっています。

 

雑菌が臭いを発生させる

アポクリン汗腺から分泌される臭いの原因物質をあげてきましたが、分泌された時は無臭のものばかりです。
臭いを発する物質に変化するには必ず雑菌の働きが必要なのです。

 

コリネバクテリウム・キセロシスという雑菌がワキガと関わっているといわれています。
要するに菌がいなければワキガは発生しないのです。

 

ジフテロイド菌と記載しているサイトは多いですが、ジフテロイド菌は存在しません、ジフテリア菌は存在します。

 

わきの下は皮膚常在菌が最も多い

ところが皮膚常在菌が最も多く存在しているのはわきの下なのです。

 

汗による湿気があり、体温で暖められているわきの下は雑菌が繁殖するのに最適な条件になっているからです。

 

ワキガ対策は制汗と殺菌

ワキガがするのは、アポクリン汗が出て、それを雑菌が分解しているからに他なりません。

 

ワキガ対策には、アポクリン汗を制汗し、皮膚常在菌のバランスを整える事が大切です。

ワキガのしくみまとめ

ワキガ、スソワキガともに原因はアポクリン汗腺から出る汗と、それを分解する皮膚常在菌です。
アポクリン汗を拭き取り、アポクリン汗腺があるところを常に清潔にしておけばワキガは発生しません。

 

ところがワキガ対策は、朝夕の入浴だけでは足りません。

 
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