ミラドライが開発されたのはアメリカ
アメリカの医療機器メーカーMiramarLabsが開発しました。
2006年に開発され、2011年にFDA(アメリカ食品医薬品局)の承認を得ました。
ミラドライ(MiraDry)というのは登録商標名なのです。
ミラドライのしくみ
わきの下にあてる器具からマイクロ波が照射されて対象を加熱するというのがメインの機能です。
マイクロ波加熱というもので、原理は電子レンジにそっくりです。
汗腺には水分がたまっていますので、汗腺の水分を主に加熱して焼いて汗腺の働きを止めるのです。
ところが、実際には人体全体に水分がありますので、皮膚表面は温度が上がらないように冷却する構造になっています。
皮膚表面は冷やし、真皮付近のアポクリン腺やエクリン腺をねらって温度を上げます。
効果は7,8割程度
マイクロ波の強さや照射時間は施術者によって決められます。
弱いほど、短いほど破壊できる汗腺は少なくなりますが、施術後の腫れや痛みは少なくて済みます。
できるだけ後の苦痛を少なくするようにしつつ、多くの汗腺を破壊しようとしますが平均的に全体の70%〜80%程度の汗腺を破壊できるにとどまります。
わきががそれほどひどくなく、少々残っても良いと思ってる方は1度だけ受けて終わりとされるでしょう。
3ヶ月程度あけてもう一度受ける事もあります。2回コースを設定されている場合もあります。
自由診療なので手術と同じぐらいの費用になります
この方式には健康保険が適用されません。自由診療となります。
一度目は30万円から40万円程度、2度めは安めで15万〜20万円程度に設定されています。
最長3ヶ月程度は不快感があります
もう一度受けようとすると3ヶ月程度日にちをあけるのはこのためです。
腫れます。
最長2ヶ月程度続きます。
痛みます。
2週間程度と少し長めです。
皮膚の深部がやけどになって、皮下組織が回復するのに多めの時間がかかります。
完全に回復するまではできるだけ肩を激しく動かしたり大きく動かす事は避けた方がいいです。
完全に死滅していない汗腺が復活してきます
直後はダメージを受けて働きが悪くなっていても、徐々に回復して復活してきます。
完全に切除して取り去るわけではないのでそうなる可能性はゼロではありません。